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カメラは、シャッターを切る前に被写体の明るさを測って、写真の明るさ(露出)を決めています。
画面のどこを、どのくらいの広さで測るかを選べるのが「測光モード」です。
ふだんは、画面全体を見て判断するモード(キヤノンの評価測光、ニコンのマルチパターン測光)のままでだいじょうぶです。
逆光や、明るい所と暗い所の差が大きい場面だけ、測る範囲をしぼったモードに切り替えます。
この記事では、キヤノンとニコンの公式の解説をもとに、測光モードの違いと使い分けをまとめました。
露出補正のやり方は、露出補正の記事もあわせてどうぞ。
測光とは。カメラが明るさを測るしくみ
キヤノンの写真用語集では、測光とは、被写体にカメラを向けて明るさを測り、絞りとシャッタースピードを決めることだと説明しています。
同じ景色でも、画面のどこを基準に測るかで、カメラが決める明るさは変わります。
そのため、名前はメーカーごとに違っても、測光の方法を選べるカメラが多くあります。
キヤノンのEOS R8の説明書では、測光モードは4種類から選べ、通常は評価測光をおすすめするとしています。
評価測光・マルチパターン測光。ふだんはこれでよい
キヤノンは、評価測光を、逆光撮影を含む一般的な撮影に適したモードとしています。
撮影シーンに応じて、カメラが露出を自動で補正してくれます。
ニコンのマルチパターン測光も、ほとんどの撮影状況に対応できるモードです。
画面の広い範囲を測り、明るさの分布や色、距離、構図などの情報をすばやく分析して、見た目に近い画像にしてくれます(ニコン)。
まずはこのモードで撮り、思った明るさにならないときだけ、露出補正かほかの測光モードを試す、という順番がおすすめです。
中央部重点測光。主役を真ん中に大きく置くとき
中央部重点測光は、画面の中央に重点を置きながら、画面全体を平均的に測るモードです(キヤノン)。
ニコンは、画面の中央に主役を大きく置いて撮る場合などに適しているとしています。
露出倍数のかかるフィルターを使うときも、このモードをすすめています。
キヤノンの用語集では、画面全体を平均的に測る方法は、明るい物が入ると写真が暗くなりやすく、露出補正が必要になることが多いと説明しています。
スポット測光・部分測光。明暗差の大きい場面で
スポット測光は、画面のごく狭い範囲だけを測るモードです。
ニコンは、逆光のときや明暗差が激しいときなど、狭い範囲の露出を基準にしたい場合に適しているとしています。
ニコンのD3500では、スポット測光の範囲は、選んだフォーカスポイントに連動します。
キヤノンのEOS R8では、画面にスポット測光の範囲が表示されます。
キヤノンには、スポットより少し広い範囲を測る「部分測光」もあります。
逆光などで、被写体の周りに強い光があるときに有効です(キヤノン)。
スポット測光は、どこに向けるかで結果が大きく変わります。
キヤノンの用語集では、慣れた人向けの方法として紹介し、強い夕日を背にした黒い牛を、スポット測光で明るく写した作例を載せています。
迷ったら評価測光。明暗差が大きいときだけ、測る範囲をしぼります。
AEロックと組み合わせる。測った明るさを固定する
キヤノンの用語集では、AEロックを、カメラの角度を変えても露出を変えずに撮影する機能と説明しています。
ニコンの説明書でも、被写体の特定の部分で露出を決め、そのまま構図を変えて撮る方法として紹介しています。
露出を合わせたい部分と周りの明るさが大きく違うときに効果的です(ニコン)。
ニコンのD3500では、AEロックの前に、測光モードを中央部重点かスポットにする手順になっています。
主役に合わせて明るさを固定してから、構図を整えるという流れです。
キヤノンのEOS R8では、評価測光は、ワンショットAFでピントが合うと、半押ししている間は露出が固定されます。
部分・スポット・中央部重点は、撮影する瞬間に露出が決まります。
キヤノンの用語集は、晴れたり曇ったりして明るさが変わりやすい天気のときは、AEロックは向かないとしています。
場面ごとの選び方のまとめ
ふだんの撮影は、評価測光・マルチパターン測光。
主役が真ん中に大きくあるときは、中央部重点測光。
逆光や明暗差が大きいときは、スポット測光・部分測光。
撮ったあとは、再生画面でヒストグラムを見て、白とびや黒つぶれがないか確かめましょう。
測光モードと露出補正を組み合わせると、思った明るさに近づけやすくなります。
メニューの名前や場所は、機種ごとに違います。
お使いのカメラの説明書で、測光モードの切り替え方を一度確かめておくと安心です。
参考にした公式ページ(2026年10月に確認)
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