介護を知らなかった私が、介護施設で働くことにした理由

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両親の介護が必要になったとき、私には介護の知識がほとんどありませんでした。

ネットで調べてみても、読めば読むほど
「実際はどうなんだろう」
と分からないことが増えていきました。

調べるだけでは限界がある。
それなら、実際の現場に行ってみるのがいちばんだと思いました。

そこで、派遣社員として介護施設で働くことにしたのです。

現場で、いちばん心に残ったこと

いちばん心に残っているのは、入所者さんたちが、私の名前をすぐに覚えてくれたことです。

「○○さん」
と呼ばれて、頼ってもらえる。

それは、思っていた以上にうれしくて、気持ちが引き締まる経験でした。

一人でかかえこまずに、まずは気軽に聞いてみてください。

知識より大切だと感じたこと

介護の知識や技術は、もちろん大切です。

でも、名前を呼んでもらえたあの経験から、相手を一人の人として大切にすることの重みを、教えてもらった気がしています。

このときの経験は、いまの私が「命」について考えるときの、大きな土台になっています。

介護の仕事やサービスには、どんな種類があるの?

介護保険のサービスは、大きく3つに分けられます。「居宅サービス」「施設サービス」「地域密着型サービス」です。

居宅サービスは、自宅で暮らしながら受けるサービスです。ホームヘルパーが家を訪ねる訪問介護や、日中に施設へ通うデイサービス(通所介護)などがあります。

施設サービスは、施設で暮らしながら、入浴・排せつ・食事などの介護を受けるサービスです。特別養護老人ホームなどがあります。

地域密着型サービスは、住んでいる市区町村の中で受けるサービスです。

どれを使うかは、本人の状態や、家族の状況で変わります。

介護の現場には、介護福祉士や、介護職員初任者研修を終えた人など、さまざまな立場の人がかかわっています。

介護の現場を知る方法

  • 施設の見学:実際の雰囲気を見て、働く人の様子にふれられます
  • ボランティア:地域で行われている活動に参加する方法があります
  • 家族介護教室:在宅で介護している家族などを対象にした教室が、開かれていることがあります
  • 介護職員初任者研修:介護の基本や、認知症の理解などを学べる研修です

どれが合うかは、人によっても、状況によっても違います。

内容は地域によって違うので、お住まいの市区町村などに確認してみてください。

最初に相談できる場所

介護のことで迷ったときは、地域包括支援センターに相談する方法があります。高齢者の暮らしを支える、市区町村の相談窓口です。

介護が必要かどうか、どんなサービスがあるかなどを、相談できます。

お住まいの市区町村の窓口でも、教えてもらえます。

一人でかかえこまずに、まずは気軽に聞いてみてください。

介護の言葉、ひとこと解説

  • 要介護認定:介護サービスを使うために、どのくらい介護が必要かを、市区町村が判断するしくみです
  • ケアマネジャー(介護支援専門員):介護サービスの計画を、いっしょに考えてくれる専門職です
  • ショートステイ:短い期間、施設に泊まって介護を受けるサービスです

※制度の内容は、市区町村によって違うことがあります。最新の情報は、お住まいの市区町村の窓口でご確認ください。

介護を考えはじめたときの、小さなステップ

まず、本人の気持ちや希望を、ゆっくり聞いてみましょう。

次に、お住まいの市区町村の窓口で、どんなサービスがあるかを聞いてみます。

家族だけでかかえずに、きょうだいや親せきとも、気持ちや状況を話しておくと、あとで助けになります。

介護が必要になる前から、少しずつ情報を集めておくのも、よい方法です。

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