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カメラとレンズのカビを防ぐには、使ったあとに汚れを落として乾かし、湿度を一定に保てる入れ物で保管するのが基本です。
ソニーは、ドライボックスの中の最適な湿度を40%〜50%前後と案内しています。
しっかり守りたいなら防湿庫、手軽に始めるなら乾燥剤を入れた簡易ドライボックス、という分け方で考えると選びやすくなります。
この記事では、カビが生える条件、防湿庫とドライボックスの選び方、湿度計と乾燥剤の使い方を、カメラ・レンズメーカーの公式ページをもとにまとめました。
私もLUMIX S1と初代G9 PROの2台を使っているので、カメラを長く大切に使いたい気持ちはよく分かります。
レンズにカビが生える条件は? 温度・湿度・ほこり・時間
キヤノンの記事によると、空気の中には、もともとカビの胞子が浮かんでいます。
それがレンズに付き、温度が5℃〜35℃前後になると、カビにとって育ちやすい条件になります。
カビは、レンズの表面のほこりやゴミを栄養にして、水分を使いながら、時間をかけて育ちます。
つまり、カビには「温度」「湿度(水分)」「栄養(ゴミ・ほこり)」「時間」がそろうことが必要です。
温度は、ふだんの部屋ならたいてい当てはまってしまいます。
だからこそ、自分で減らせる「湿度」と「汚れ」を減らすことが、カビ対策の中心になります。
カビが生えると、レンズにクモの巣のような曇りが出ることがあります。
ひどくなると、解像度が下がったような、ぼんやりした写真になってしまいます。
レンズの内部や、ガラスの中まで根を張ったカビは、分解してのクリーニングや、場合によってはレンズの交換が必要です。
放っておいても自然には消えないので、見つけたら早めにメーカーの窓口に相談しましょう。
カビ対策の近道は「汚れを落とす」「乾かす」「湿度を測る」の3つです。
防湿庫とドライボックス、どちらを選ぶ? 選び方のポイント
ソニーの案内では、ドライボックス(防湿庫)は密閉できるカメラ専用のキャビネットで、いつも安定した湿度を保てるとされています。
電子制御で湿度を調整できるもの、予備のコンセントが付いたもの、鍵をかけられるものなどがあります。
手軽に始めるなら、プラスチック製の簡易ドライボックスに、乾燥剤を入れて保管する方法もあります。
大きさはいろいろあるので、しまうカメラの高さ・幅・奥行きに合わせて選びます。
選ぶときの目安は、次のように考えるとわかりやすいです。
- カメラやレンズが何台もある、出し入れが多い:電子制御の防湿庫
- まずはカメラ1台とレンズ1〜2本を守りたい:簡易ドライボックス
- どちらでも:レンズを付けたまま入るか、高さと奥行きを先に測る
防湿庫にしまうときは、カメラ本体とレンズを別々にします。
タムロンは、フィルターなども取り外し、キャップだけを付けた状態で保管するよう案内しています。
カメラの保管に合う湿度は40〜50%前後。湿度計と乾燥剤の使い方
湿度計が付いていないドライボックスを使うときは、湿度計を一緒に入れて、中の湿度を見られるようにしておきます。
ソニーは、最適な湿度を40%〜50%前後と案内しています。
簡易ドライボックスには、カメラと一緒に乾燥剤を入れます。
製品によっては、乾燥剤が付いてくるものもあります。
乾燥剤を使うときは、防湿ケースかポリ袋の中に密閉して保管します。
タムロンは、有効期限に注意し、湿気を吸った乾燥剤はかえって逆効果になる、と注意しています。
湿度計の数字が上がってきたら、乾燥剤を替えるサインと考えるとよいでしょう。
また、ソニーは、バッテリーは外してから収納するよう案内しています。
保管する前と、撮影から帰ったあとにしておきたいこと
保管する前には、ブラシやブロアーでほこりを払い、クロスや柔らかい布で、汚れや指紋、油分を拭き取っておきます。
ケンコー・トキナーも、撮影のあとは汚れを拭き取り、ケースに入れて、防湿庫など湿度の低い場所で保管するよう案内しています。
キヤノンは、レンズをカビさせないための「3つの鉄則」を挙げています。
- 湿度の高い場所で使ったあとは、しっかり乾かしてから保管する
- 引き出しや押し入れなど、湿った空気がたまりやすい場所に保管しない
- ときどきズームリングなどを動かして、中の空気を入れ替える
タムロンは、海や冬山(スキー場など)から帰ったときは、ズームを伸ばしてよく乾かしてから保管するよう案内しています。
砂浜などほこりの多い場所から帰ったときは、ブロアーでほこりを払ってからしまいます。
寒い外から暖かい部屋に入ると、カメラの中や外に結露(水滴)がつくことがあります。
ソニーは、ビニール袋に入れて空気が入らないように閉じ、約1時間おいて部屋の温度になじませてから取り出す方法を紹介しています。
カビは、一度生えると自分ではなかなか取れません。
「しまう前に拭く」「乾かす」「湿度計を見る」を習慣にして、大切なカメラを守りましょう。
※内容は、2026年10月に確認した各メーカーの公式ページの案内です。お使いの機材の取扱説明書もあわせて確かめてください。
参考にした公式ページ(2026年10月に確認)
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