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暗い場所で撮ったら、全体がなんとなくぼんやりしてしまった。
それは、ピントではなく「手ぶれ」が原因かもしれません。
手ぶれは、なぜ起きるの?
手ぶれとは、シャッターが開いているあいだにカメラが動いてしまうことです。
夜や室内のように暗い場所では、光を集めるためにシャッターが開いている時間が長くなり、そのぶん揺れやすくなります。
次に写真がぼやけたときは、まずシャッタースピードを見てみませんか。
まずは構え方を見直す
構え方の基本は、次のとおりです。
- 右手でグリップをしっかり握り、左手でレンズを下から支える
- 右手の人差し指は、シャッターボタンに軽くのせる
- 脇を締めて、両ひじを軽く体の前につける
- 片足を少し前に出して、体を安定させる
- ファインダーをのぞくときは、カメラを額につけるようにする
構え方がゆるいと、ピンボケや斜めの写真の原因にもなります。特に、望遠レンズのように焦点距離が長くなるほど、手ぶれは起きやすくなります。
焦点距離とは、レンズが写す範囲を表す数字のことです。
シャッタースピードの目安
手ぶれしにくいシャッタースピードの目安は、「1/焦点距離」秒かそれより速くすることです。
たとえば200mmのレンズなら、1/200秒か、それより速くします。撮る前に、シャッタースピードを確認する習慣をつけると安心です。
あくまで目安なので、ぶれそうなときは、ISO感度を上げてシャッタースピードを速くする方法もあります。ISO感度とは、カメラが光に反応する強さのことです。
手ぶれ補正と三脚
手ぶれ補正は、カメラやレンズの中で揺れを小さくしてくれる機能です。ただ、あっても三脚がいらなくなるわけではありません。
シャッタースピードが遅くなる場面では、三脚を使うと安心です。三脚は大きなものだけでなく、持ち運びしやすい小さなタイプもあります。
次に写真がぼやけたときは、まずシャッタースピードを見てみませんか。
構え方のほかにできる小さな工夫
シャッターボタンは、強く「押す」というより、そっと「沈める」つもりで押します。
息を軽くはいたところで撮ると、体の揺れが小さくなります。
壁や柱、手すりに体やカメラをそっと預けるのも、よく使われる方法です。
連写で何枚か撮って、その中からいちばんぶれていない1枚を選ぶのも手です。
手ぶれと被写体ぶれのちがい
ぶれには、カメラが動く「手ぶれ」のほかに、撮られるものが動く「被写体ぶれ」があります。
写真全体がぼんやりしているなら手ぶれ、動いたものだけがぶれているなら被写体ぶれの可能性があります。
被写体ぶれのときは、シャッタースピードをもっと速くしてみましょう。
手ぶれ補正では、被写体ぶれは防げません。
三脚を使うときのコツ
三脚を使っても、シャッターボタンを押したときの揺れが残ることがあります。
2秒ほどのセルフタイマーを使うと、押した揺れがおさまってから撮れます。
三脚の脚は、しっかり開いて、ぐらつきがないかを確かめてから、カメラをのせましょう。
場面ごとの、手ぶれ対策の考え方
- 夜景や室内:ISO感度を上げて、シャッタースピードをかせぐ。三脚があれば使う
- 望遠で遠くを撮るとき:手ぶれしやすいので、速いシャッタースピードを選ぶ
- 歩いているとき:立ち止まって、足元を安定させてから撮る
どの場面でも、撮る前に「いま何秒で撮ろうとしているか」を見る習慣が役に立ちます。
ぶれた写真から学ぶ
撮った写真は、拡大して、ぶれていないかを確かめてみましょう。
ぶれていたときは、そのときのシャッタースピードを見直すと、原因が見つかりやすくなります。
多くのカメラやスマホでは、撮った写真のシャッタースピードを、あとから見返せます。
少しずつ、自分がぶれにくい条件がわかってきます。
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