【PR】この記事には広告(Amazonアソシエイトのリンク)が含まれています。
RAW現像をしていると、パソコンが重く感じることがあります。
買い替えや部品の追加を考えるとき、どの数字を見ればいいのでしょうか。
私はWindowsのパソコンしか使ってきていません。初めての1台を約31年前に譲ってもらい、その後は自作です。Macは使ったことがありません。
そこでこの記事は、Windowsの数字を中心に、アドビの公式ページにある情報だけでまとめました。
製品名や価格は書いていません。
結論:快適ラインは、アドビの「推奨」を目安にする
Lightroom Classic(Windows)の場合、まず見るのは次の4つです。
- メモリ:16GB以上
- 保存先:高速なSSD
- CPU:AVX2に対応したもの。余裕があるほど快適
- GPU:DirectX 12対応。4K以上の画面なら、GPUメモリ4GB以上
困りごとの出方で、見る順番を変えると考えやすくなります。
読み込みや書き出し、写真の切り替えが重いときは、メモリ・SSD・CPUから。
表示や調整、AIのノイズ除去が重いときは、GPUから見ます。
次の章から、公式の数字を「最低ライン」と「快適ライン」に分けて並べます。
メモリは、作業中のデータを置いておく作業机のようなものです。
「最低ライン」と「快適ライン」の考え方
最低ラインは、アプリを動かすために必要な数字です。
快適ラインは、アドビが「推奨」と書いている数字です。
アドビのパフォーマンスの案内には、必要なシステム構成は「最小」の数字で、メモリを増やしたり、プロセッサーの速度を上げたりすると、パフォーマンスが大きく向上する、と書かれています。
必要な性能は、次の条件で変わります。
- 使うファイルの種類
- ファイルの大きさ
- カタログに入っている画像の数
- スポットヒーリングや、ブラシでの部分補正の量
写真の枚数が多い人や、細かい補正をたくさんする人ほど、快適ラインより余裕があると安心です。
公式の数字:最低ラインと快適ライン(Windows)
アドビの「Lightroom Classic の技術要件」(2025年10月27日更新、バージョン15.0以降)からです。
最低ライン
- OS:Windows 10(22H2)、またはWindows 11(23H2以降)
- CPU:2GHz以上、64bit、SSE 4.2以降。AVX2に対応したIntelまたはAMDのCPU
- メモリ:8GB
- ストレージ:8GBの空き容量(インストール用に追加の容量が必要)
- 画面:1024×768以上
- GPU:DirectX 12対応、GPUメモリ2GB
快適ライン(推奨)
- メモリ:16GB以上
- ストレージ:高速なSSD
- 画面:1920×1080以上
- GPU:DirectX 12対応。4K以上の画面なら4GB以上のGPUメモリ。GPUの完全な高速化と、AI機能(ノイズ除去、ぼかし(レンズ)、反射の削除など)には、8GBの専用GPUメモリ、または16GBの共有メモリ
OSとCPUは、最低と推奨で同じ書き方になっています。
CPUの細かい性能の目安は、このページには書かれていません。
メモリ:まず16GB以上
メモリは、作業中のデータを置いておく作業机のようなものです。
アドビは、メモリが多いと、写真の読み込みや書き出し、写真から写真への移動、HDRやパノラマの作成で効果が大きいとしています。
同じアドビのパフォーマンスのページには、「12GB以上」という書き方も残っています。
数字が違うので、新しい技術要件のページにある16GB以上を目安にします。
Photoshopも同時に使うときは、さらに多くのメモリが必要になる、とも書かれています。
SSD:カタログと写真を置く場所
アドビは、カタログ、画像ファイル、プレビューをSSDに保存すると、パフォーマンスが向上するとしています。
さらに、OSとプログラムも同じSSDに入れると、効果が大きいそうです。
もうひとつ大切なのが、空き容量です。
カタログ、プレビュー、画像ファイルを置くドライブは、少なくとも20パーセントの空きを保つよう書かれています。
Camera Rawキャッシュは、初期設定で5GBです。
20GB以上に増やすと、現像モジュールの動きが大きく速くなる人もいる、と紹介されています。
CPU:速さとコア数、そしてAVX2
技術要件にあるCPUの条件は、2GHz以上、64bit、SSE 4.2以降、そしてAVX2対応です。
AVX2は、CPUが持つ計算用の機能の名前です。
パフォーマンスの案内には、64bitのマルチコアプロセッサー(最大6コアで最良のパフォーマンス)とあります。
複数のモニターや高解像度のモニターを使うときは、パワーに余裕があることが特に大切だそうです。
GPU:表示と調整、AI機能を助ける
GPUは、画面に絵を出す部品です。
アドビのGPUのFAQ(2023年6月更新)によると、現像モジュールやルーペ表示などでの表示と調整を、GPUが速くしてくれます。
4Kや5Kのモニターでは、大きな速度の向上が期待できるそうです。
グラフィックカードは、GPUコンピューティングのベンチマークで2,000以上のものが勧められています。
また、CPUとメモリを共有する統合グラフィックスは、一般に十分な性能が出にくいとされています。
2つのGPUを使っても、性能は上がりません。
ノイズ除去などのAI機能を使うなら、先ほどの数字のとおり、専用のGPUメモリ8GB、または共有メモリ16GBが推奨です。
モニターとストレージとのバランス
パソコン本体だけ強くしても、モニターやストレージが合っていないと、快適にはなりません。
- モニターの解像度:推奨は1920×1080以上。4K以上なら、GPUメモリも4GB以上が目安です。
- 高解像度の画面:画面全体を使うと、描画が遅くなることがあります。ウィンドウを小さくする方法が紹介されています。
- カタログの置き場所:ネットワークドライブには置けません。写真はネットワークドライブに置けますが、動きは速くありません。
色が印刷と違って見えるときは、スペックではなく、モニターの設定の問題かもしれません。
それは別の記事でまとめています。
買う前・増やす前に確かめること
- Lightroom Classicの「ヘルプ」→「システム情報」で、今のパソコンの構成を確認する
- 「編集」→「環境設定」→「パフォーマンス」で、GPUが使われているかを見る
- メモリやSSDは、パソコンによって、増やせるかどうかや、使える種類が違う。メーカーの説明書で確かめる
- アドビの要件は更新される。買う前に、最新のページを見る
まとめ
RAW現像のパソコンは、まず「16GB以上のメモリ」と「SSD」を確かめましょう。
そのうえで、CPUとGPUに、画面やAI機能に見合った余裕があるかを見ます。
最低ラインは「動く」ための数字、快適ラインは「ストレスなく使う」ための数字です。
写真の枚数と、使いたい機能に合わせて選んでください。
この記事で参考にした公式ページ
数字は、2026年10月にアドビの日本語ページで確認しました。
- アドビ「Lightroom Classic の技術要件」(最終更新 2025年10月27日)
- アドビ「パフォーマンスを最適化する」(最終更新 2025年6月17日)
- アドビ「Lightroom Classic GPU の FAQ」(最終更新 2023年6月13日)
あわせて読みたい
この記事に関連するアイテム
記事に出てきたものを、Amazonの検索結果にまとめました(メモリやSSDは、お使いのパソコンの対応を確かめてから選んでください)。
Amazonのアソシエイトとして、EmuLogは適格販売により収入を得ています。