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白糸の滝(富士宮市)は、水が上から「落ちる」というより、崖のあちこちから「にじみ出る」ように流れる、少し珍しい滝です。
写真に撮ると、細い水の筋が重なって、白い糸のカーテンのように写ります。
どんな場所か
高さは約20m。幅は100m以上あり、半円を描く崖から、数えきれないほどの細い流れが落ちています。
水の元は、富士山にしみこんだ雨や雪解け水です。長い年月をかけて、溶岩の層のすき間から湧き出しています。
湧き出す水の量は、1秒あたり約1.5トンとも言われます。
国の名勝・天然記念物で、世界遺産「富士山」の構成資産のひとつでもあります。
撮るコツと、近くの音止の滝
- 糸のような流れは、シャッタースピードを遅くします(1/10秒前後が目安)
- PLフィルター(反射をおさえるフィルター)を使うと、水や岩の透明感が出やすくなります
- 水の白い部分が白飛びしやすいので、露出を少しマイナスにすると、流れの細かさが残ります
- しぶきが飛ぶので、レンズを拭くクロスを多めに
近くには、落差約25m・幅約5mの音止の滝もあります。
広がる白糸の滝とは、まったく違う表情です。ぜひ撮り比べてみてください。
行く前の注意
人が少ないのは、朝のうちです。早朝は霧が出ることもありますが、これは自然まかせです。
水しぶきで足元がすべりやすいので、無理のない姿勢で撮りましょう。
営業時間や駐車場は変わることがあるので、行く前に公式サイトで確認してください。
糸のような流れを、あなたならどんな設定で撮りますか?
滝を撮るときの、基本の流れ
- 三脚を立てて、カメラをしっかり固定する
- ISO感度を低くして、画質をきれいに保つ
- 絞りを少し絞って、ピントが合う範囲を広げる
- シャッタースピードを変えて、何枚か撮り比べる
- 液晶モニターで、水の流れ方や白飛びを確かめる
遅いシャッタースピードで撮るときは、ボタンを押したときの振動も写りやすくなります。
セルフタイマーやリモコンを使うと、ぶれにくくなります。
明るい日は、NDフィルターも便利
晴れた昼間は明るすぎて、シャッタースピードを遅くしにくいことがあります。
NDフィルター(光の量を減らすフィルター)をつけると、明るい場所でも、流れをなめらかに写しやすくなります。
構図のヒント
- 滝の全体を入れて、広がりを見せる
- 一部を大きく切り取って、水の筋の細かさを見せる
- まわりの緑や岩を入れて、場所の雰囲気を伝える
- 水平がかたむかないよう、画面の線を意識する
横に広がる滝は、横位置で撮ると全体がおさまりやすくなります。
縦位置で、一部を切り取ってみるのも面白いです。
季節や時間で変わる表情
季節によって、まわりの木々の色が変わります。
同じ滝でも、行く時期によって、ちがう写真になります。
光の入り方も、時間によって変わります。
明るさが強すぎるときは、日かげの時間帯を選ぶのもひとつの方法です。
しぶきと、機材のお手入れ
滝の近くは、細かい水しぶきが舞っています。
カメラやレンズがぬれたら、こまめに拭いてあげましょう。
撮影のあとは、レンズや三脚の水気を、帰る前にふき取っておくと安心です。
安全とマナー
- 柵のむこうや、立ち入り禁止の場所には入らない
- ぬれた岩や石段では、急がずゆっくり歩く
- 三脚は、通路をふさがないように立てる
- 三脚の使用に決まりがないか、公式サイトで確認する
まわりの人と、気持ちよくゆずり合って撮影しましょう。
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