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分電盤にある「漏電ブレーカー」。名前は聞いたことがあっても、何を守っているのかは、意外と知られていません。
先に答えると、守っているのは「感電」と「漏電による火災」です。
漏電って、どういうこと?
電気の配線や家電には、電気が外へ漏れないように「絶縁(ぜつえん)」という処理がされています。
この絶縁が古くなったり、電線が傷ついたりして、電気が外へ流れ出てしまうことを「漏電」といいます。
水は電気をよく通すので、水まわりでは特に気をつけたいところです。
漏電ブレーカーは、家族の感電と火災を守る、見えない見張り番です。
漏電ブレーカーは、どうやって気づくの?
電気は、ふつう、家電へ行く電流と、戻ってくる電流が同じ量です。
漏電すると、この2つにずれが出ます。漏電ブレーカーは、そのずれを見つけて、すばやく電気を止めます。
感電から守るタイプは、15mAや30mAといった、ごく小さな電流でも、0.1秒以内に電気を止める仕様です。(mAは、1Aの1000分の1です。)
落ちたとき・テストボタンのこと
漏電ブレーカーが落ちたときは、原因がわからないまま、何度も上げるのは避けましょう。戻らないときは、電力会社か電気工事店に連絡を。
漏電ブレーカーには、動作を確かめる「テストボタン」があります。東京電力パワーグリッドの案内では、年に1〜2回の確認がすすめられています。
押すと電気が切れるので、やり方は、取扱説明書や電力会社の案内で確かめてから。ボタン以外の部分や、配線には触れないでくださいね。
漏電ブレーカーは、家族の感電と火災を守る、見えない見張り番です。
まずは、自分の家の分電盤で、どれが漏電ブレーカーか、場所だけ見ておきませんか。
ふつうのブレーカーとのちがい
分電盤には、漏電ブレーカーのほかに、部屋ごとの「配線用ブレーカー」が並んでいることが多いです。
配線用ブレーカーは、電気の使いすぎやショートから、配線を守ります。
漏電ブレーカーは、電気が外へ漏れていないかを見張る役目です。
同じ「ブレーカー」でも、守っているものが違います。
漏電のきっかけになりやすいこと
漏電は、特別なことをしていなくても、ふだんの暮らしの中で起こることがあります。
- 長く使っている家電や延長コード
- 家具の下で踏まれたり、挟まれたりして、傷んだコード
- 雨や水が入りやすい、屋外のコンセント
- 洗濯機のように、水気の近くで使う家電
心当たりがあるときは、コードに傷や変色がないか、ときどき目で見てみましょう。
濡れた手でプラグやコンセントに触らないことも、大切な習慣です。
こんなときは、専門家に相談を
次のようなときは、自分で原因を探さずに、電力会社か電気工事店に連絡してください。
- 漏電ブレーカーが、何度も落ちる
- 上げようとしても、戻らない
- 焦げたようなにおいがする
分電盤の中や配線を、自分で開けたり触ったりするのは危険です。
配線の工事や修理には資格が必要なので、必ず専門の人にまかせましょう。
感電を防ぐために、家庭でできること
漏電ブレーカーがあっても、ふだんの使い方を少し気をつけるだけで、感電の心配を小さくできます。
- 濡れた手で、家電やプラグに触らない
- 水まわりの家電は、コードやプラグが濡れていないか確かめる
- 傷んだコードや、熱くなるプラグは、使い続けない
家電に触れたときに、ピリッとしたしびれを感じたら、使うのをやめましょう。
そのあとは、メーカーや電気工事店に相談してください。
家に漏電ブレーカーがあるか、確かめるには
比較的新しい住宅の分電盤には、たいてい漏電ブレーカーがついています。
分電盤の扉を開けて、表から見える部分だけを確かめましょう。
「漏電」や「テスト」という文字と、小さなボタンがあるものが目印です。中のカバーは外さないでください。
見当たらないときは、電力会社や電気工事店に、ついているかどうかを相談してみましょう。
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