RAW現像はMacとWindowsのどちらがいい? 選ぶときの3つの視点

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RAW現像用のパソコンを選ぶとき、
「MacとWindows、どっちがいいんだろう」
と迷う人は多いと思います。

結論から言うと、どちらが絶対に正解、ということはありません。

決め手になるのは、使うソフト、画面と色、あとから足せるもの。そして、いま手元にある環境です。

この記事では、この3つの視点を順番に、AdobeやAppleなどの公式ページの情報をもとに整理します。

先にお伝えしておくこと

私は約31年前に最初のパソコンを譲ってもらってから、パソコンを自分で組んで使ってきました。
メーカー製のデスクトップを買ったことはなく、Macを使った経験もありません。

そのため、この記事は使い比べた感想ではなく、公式ページに載っている情報を整理したものです。

公式ページは、2026年9月から10月にかけて確認しました。
ソフトやOSの対応は変わることがあるので、買う前に、最新のページもあわせて見てください。

MacとWindows、どちらがいいかは、人によって答えが変わります。

視点1:使うソフトは、どちらのOSで動く?

RAW現像でよく使われるソフトは、WindowsとMacの両方に対応しているものが多いです。

Adobe Lightroom Classic、Adobe Photoshop、DxO PhotoLabは、公式ページにWindows版とMac版、どちらの動作環境も載っています。
Capture Oneも同じです。

ソフトだけで見ると、OSのせいで選べなくなることは、あまり多くなさそうです。

ただし、カメラメーカーの純正ソフトは、対応しているOSがソフトごとに違います。
使っているカメラのメーカーの公式ページで、先に確かめておくと安心です。

次に、パソコンの中身です。
Adobeの公式ページ(Lightroom Classic)には、こう書かれています。

  • メモリ:WindowsもMacも、最低8GB。推奨は16GB以上(Photoshopも同じ)
  • 保存先:どちらも、速いSSDを使うことを推奨
  • Windowsのグラフィックス(画面の処理を助けるGPU):DirectX 12対応。AIを使うノイズ除去などをしっかり動かすなら、専用メモリ8GB、または共有メモリ16GB
  • Macのグラフィックス:Appleシリコン(M1以降)。同じ機能をしっかり動かすなら、ユニファイドメモリ(CPUとGPUで分け合うメモリ)16GB

こうして見ると、OSの名前よりも、メモリとグラフィックスの余裕の方が、快適さを分けるポイントになりそうです。

視点2:画面と色。見るのは、OSよりモニター

RAW現像は、画面で色を見ながら進める作業です。

AppleのMacBook Proは、公式の仕様によると、14.2インチと16.2インチの2種類があります。
どちらも、広色域(P3)に対応したLiquid Retina XDRディスプレイです。

P3は、一般的なsRGBよりも広い範囲の色を表せる規格です。

一方、Windowsは、機種によって画面がまったく違います。
ノートなら仕様表の「色域」の欄を、デスクトップなら、つなぐモニターを選びます。

モニターの色域については、EIZOの解説が分かりやすいです。

  • sRGBは、Windows環境の基準になっている色空間で、WebサイトもsRGBに合わせて作られている
  • SNSやWebに出す写真を広い色域のまま扱うと、見る人の環境によっては、意図した色で見てもらえないことがある
  • Adobe RGB対応のような広い色域のモニターなら、広い色域の画像データを正しい色域で表示でき、補正の精度も高められる

色を考えるときは、MacかWindowsかよりも、どのモニターで見るかの方が大切になりそうです。

ネットに出す写真が中心なのか、プリントもするのか。
それによっても、必要な色域は変わってきます。

視点3:あとから足せる? 周辺機器はつながる?

3つ目は、買ったあとに足せるものと、つなぐ周辺機器です。

AppleのMacBook Proの公式ページでは、メモリ(ユニファイドメモリ)とSSDの容量は、購入するときの構成オプションとして選ぶ形になっています。

AppleシリコンのMacは、メモリが本体の基板側に組み込まれていて、買ったあとに増やせないと広く説明されています。
メモリの量は、買うときに決める前提で考えておくと安心です。

Windowsのデスクトップは、機種にもよりますが、メモリやストレージ、グラフィックボードを、あとから交換したり増やしたりできるものが多いです。
自作なら、部品を一つずつ選ぶこともできます。

ただし、WindowsのノートPCには、メモリやストレージを交換できない機種もあります。
仕様表で確かめておきましょう。

もう一つ、地味に大切なのが、カメラのカードを読み込む方法です。

Appleの公式の仕様ページを見ると、MacBook ProとMac Studioには、SDXCカードスロットがあります。
MacBook Air、Mac mini、iMacの仕様ページには、SDカードスロットの記載がありません。

スロットがないと、カードリーダーが必要になります。
Windowsのパソコンも、機種によってスロットの有無は違います。

カメラが使うカードの種類(SDやCFexpressなど)に合うものを選びましょう。
現像した写真をしまっておく外付けストレージも、あわせて考えておくと安心です。

迷ったときの決め方

  • 今のパソコンで困っていないなら、同じOSの方が、乗り換えの手間が少ない
  • 使いたいソフトが決まっているなら、そのソフトの公式の動作環境を、いちばん先に見る
  • 画面の色が気になるなら、パソコン本体と一緒に、モニターも予算に入れる
  • 手持ちのカードリーダーや外付けストレージが使えるか、端子の形(USB-C、USB-Aなど)を確かめる

価格は、時期や構成によって大きく変わるので、この記事では金額を書きません。
公式ページや販売店で、そのときの価格を見て決めてください。

まとめ

MacとWindows、どちらがいいかは、人によって答えが変わります。

迷ったときは、使うソフトの動作環境、画面と色、あとから足せるか。この3つを順番に見てみてください。

ノートパソコンとデスクトップのどちらを選ぶかについては、また別の記事で書きます。

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